浪人失格

恥の多い生涯を送ってきました。徒然なるままに日々の考えを記録していきたいと思います。

現代日本の「イニシエーション」

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initiation…ある集団や社会で、正式な成員として承認されること。また、その手続きや儀式。
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イニシエーションといえば、どこかの部族の人が成人の儀式でバンジージャンプをするだとか、そういうことを思い浮かべますが、よく考えてみれば現代日本でも結構あるなぁという話を今回はしようと思います。


適量の女性関係だとか、多少の悪事とかは、人間ですから経験すべきイニシエーションじゃあないでしょうか。

「はしか」という病気は、子供の時にかかってもたいしたことはありませんが、子供の時にかかった経験がなくて、大人になってからかかると、非常に重い病気になってしまいます。

子供の頃に少しいろいろやらかしたところでね、「子供だったからしゃーない」「あのころは若かった」と笑い合えば済むんですけど、例えば若い頃一切女性関係がなくて、大人になってからこじらせてしまうと、それはそれで大火傷になってしまいます。

 

僕は赤信号を渡る人や未成年飲酒をしている人を本気で軽蔑していますが、逆にそういうことを一切したことがない人を信用できるかというと、あんまり出来ないような気もします。
ときたま重大な事件を起こしてしまう人は、完全なワルではなくて、普段あんまり悪いことをしない人です。普段から発散しないから溜め込むし、発散の仕方が分からないから気持ちが爆発する時はとんでもない荒れ方をしてしまうといった様子で。三島由紀夫氏は、著書の不道徳教育講座(角川文庫)の「沢山の悪徳を持て」という章で『99%道徳的、1%不道徳的、これがもっとも危険な爆発的状態なのであります。70%道徳的、30%不道徳的、ここらが最も無難な社会人の基準でありましょう。このパーセンテージは、なかなか数学的に行かないのであって、1%不道徳氏の方が、30%不道徳氏よりも、ずっと犯罪の近くにいることが多い。中には豪胆なる政治家諸氏のように、1%道徳的、99%不道徳的というような比率を示していても、犯罪者どころか、立派に「国民の選良」で通っている人もあるわけです。』と述べています。

 

みなさんは「悪いこと」を経験してきましたか?納得のいく甘酸っぱい青春を送ってきましたか?

案外難しいもんですよね。こういう目に見えない通過儀礼をふまなければ立派な大人になれないぐらいなら、部族のバンジージャンプのように、「わかりやすい」イニシエーションの方がまだ易しいのかなぁと思います。

 

あ、僕の場合アレですね。目に見えた通過儀礼である大学受験というものをそろそろ通過しなければ!!!!