浪人失格

恥の多い生涯を送ってきました。徒然なるままに日々の考えを記録していきたいと思います。

明日童貞を捨てるとしたら?

「明日死ぬとしたら?」という質問に対してはいろいろ考えることがあるでしょうが、今回はこういう質問について考えてみたいと思います。

男子校には面白い人がいて「俺1週間以内に童卒出来そう」という話を何回もして結局出来ないまま学校を卒業したガイジもいましたが、彼はどういう気持ちでその1週間を何回も過ごしてきたのでしょうか。
そういうのに備える機会というものはこの人生において無くは無かったんですけど、その時自分が何を思っていたのかは覚えてません。今思えば、その時考えてたことを是非紙にでも書き起こしておくべきでした。(こうやってブログを書いているのは、その時自分が考えていたことを記録したいというある種の収集癖なので)


さて、石田衣良の6TEENという、この年頃のある程度本が読むのが好きなレベルの人ならだいたい読んでいると思いますが、直木賞をとったあの4TEENの続編の小説でありまして、その中に「スイート・セクシー・シックスティーン」という話があります。結構前に読んだので、話が少し違ってたらすいません。

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主人公達は4TEENの時同様にいやらしいことに興味津々で、次に童貞を卒業した奴に1万円!とお互いに賭けあいます。まぁその年齢の男なんてサル並なので僕は特にこれを読んで呆れたりしませんでしたが、そんな中で主人公は「スイート・セクシー・シックスティーン」といういやらしいブログに夢中になります。それは有料のビジネスライクなサイトとは違って、素人がやっているブログで、明らかなエロではなくて太ももとかの写真を撮ったいわゆる「微エロ」のサイトであり、そういうところに主人公は惹かれたんですけど、どうやらそのサイトに写っている背景は近所の景色であるということに気付き、そしてついに公園でその人を目撃してしまうのです。
ネットリテラシー終わってんなぁという感じなんですが、そこで主人公は興奮してブログに「見かけました」みたいな内容をコメントをします。そうするとブログ主はなんと「あなたのことを知っています」という旨を返してきました。なんとそのブログの主は中学校の頃の同期だったのです!
それから話をして2人は仲良くなっていきます。しかし、主人公の友達の話によるとどうやらその女は中学時代誰にでも身体を許していたというような黒い噂がでてきて、本人にそれを確かめると、主人公がそれを信じるのかどうかに任せると言うようなことで、主人公は彼女を信じるということにしました。そうして何だかんだで軽いノリで彼女とホテルに行くことになって、主人公が無事に童貞を卒業しますが、主人公はこれを心にしまっておこうと決めて、賭けの1万円は友達に要求しませんでした。
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というような話です。この出会ってからホテルに行くまでの過程に主人公の様々な心理描写があるのですが、所詮環境が違えば考えも違うので僕はこの人の思うことはあんまり理解できませんでした。世の中の人間って本当にこんな軽いんですかね?
ただ、その主人公の最後の言葉で「その行為を通して何かが変わると思ってビビっていたけど、結局こんなことでは特には何も変わらなかった」というようなことを言っていたのは強く印象に残っています。(強く印象に残っているといいつつこんなこと全くいってなかったら恥ずかしい)

ここで思ったのは、少し一般化しますがおそらく自分やあらゆることの多くの未経験者というものは、まだ知らぬその行為という「ぼんやりとした」ものに何かしらの意味を見出して夢想するんですが、それもやはり仮象にすぎず、実際にはそこまでの意味はないのでしょう。それ以上の価値があることだってもちろんありますけど!

例えば、小学生のころは、身体が大きい中学生や高校生は当然怖いものだなぁというぼんやりとしたイメージがありますけど、実際なってみるとそこまで荒れてもないし全然こわくもなんともないもんですよね。
逆に幼稚園生のころはアンパンマンになりたいなぁと思っていたようなぼんやりとした将来の進路が、中高を卒業した後は就職がどうこうとか、ハッキリと見えてきて(同年代と比べたら僕はまだまだぼんやりしているんでしょう)、人生が辛くなってくるというようなこともあるでしょう。

人生とはいわば経験によって「ぼんやり」を「ハッキリ」に変えていく作業です。「ハッキリ」とした姿は美しいことも、残酷なこともありますが、「ぼんやり」とした状態であればいくらでも夢想出来るのです。初めて食べた時に感動した料理があるとして、それを食べる時、今までの記憶を消してまた初めての気分で味わってみたい!と思うことだってあるでしょう。

僕はこの「ぼんやり」を生きる糧にしていて、「ぼんやり」を追求(というより追究)して生きていますが、かといって全力でそれが解消されることを求めているのかというと、やはりそうとは言いきれない自分もいるのです。

かといって夢想しすぎてこじらせている人も中にはいて、ある友達は女の子が乗っている戦車はいちごの匂いがすると言ってききませんでした。


さぁ本題に戻るとして、明日童貞を捨てるとしたら何をするでしょうか?

 

そうですね、タイタニックの映画でも見ましょうか。


あぁ、ここで高2の初夏の自分がそういうときにどうしたのかを思い出してしまって、ここで言うのもなんなので、墓場まで持っていきたいと思います。

それでは✋